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大学を2度中退した脱落者が放送大学の名誉学生を目指す物語
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 午前中、携帯電話に放送大学から電話が掛かってきた。既に合格通知を受け取って、学費の支払いも済ませているが、3年次編入学の単位認定書類に不備があったのだろうか。

 ところが、電話の用件は「先日は放送大学の資料をご請求いただきましてありがとうございました。ご検討はいただけましたでしょうか」というもの。出願後の行き違いであれば理解できるが、既に合格通知まで発送している相手に勧誘の電話とはお粗末だ。それにしても、知名度の高い放送大学ですら、学生の確保に電話勧誘を行っているとは驚きだ。生涯学習という観点から他の大学と一線を画し、高齢者の受講生が多い放送大学は、現役を引退した団塊の世代という学生予備軍がたくさん控えていると思うのだが。

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 放送大学では受講料にテキスト代が含まれているため、別途テキストを購入することは不要であるが、財団法人放送大学教育振興会では、受講生に無料で配布されるテキストのみの販売も行っている。自習のために同じテキストをわざわざもう1冊購入する人はほとんどいないと思われる。それでも放送大学のテキストに需要があるのは、放送大学の受講システムが寄与するところが多いであろう。

 放送大学の授業は無料で視聴することができるため、単位認定にこだわらないのであれば、科目履修生にならずとも、テキストさえ購入すれば、聴講は可能である。受講生であっても、試しにテキストのみを購入して聴講し、内容が良ければ次の学期に履修することも可能である。放送大学では、テキストを不要とすれば、1単位あたり500円を値引きしてくれるので、テキスト代が無駄になることはない。

 無料で図書目録やカタログを発送してもらえるようなので、試しに資料請求をしてみた。 現在、発行されているカタログは、2010年度版で、2011年度版は2月下旬以降の発送になるようだが、どのようなものか興味があったので、とりあえず2010年度のカタログを請求してみた。

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 星槎大学への入学にかなり傾きかけていたが、最後に比較検討をしたのは放送大学であった。放送大学の存在は知っていたが、最初から検討しなかったのは、放送大学に対する誤解があったからに他ならない。

 最も大きな誤解は、放送授業を必ず視聴しなければ単位を履修できないと思い込んでいたからだ。私の自宅ではCS放送を視聴できる環境にはない。したがって、放送大学に入るためには、CS放送のアンテナ工事をしなければならないと思い込んでいたのだ。しかし、実際にはCS放送を視聴できなくても、学習センターでDVDの貸し出しもしているし、ラジオ放送についてはインターネットで聴講が可能なシステムとなっていた。しかも、今後はインターネット視聴ができる授業も増えていくという。また、2011年10月からは、放送授業がBSに切り替わるとのことで、BS放送であれば視聴することが可能だ。

 しかも、放送大学では、3年次編入の場合、卒業に必要なスクーリングの単位は認定してもらえることになっていた。つまり、スクーリングなしで卒業が可能なのである。

 さらには、かつては京都大学にあった京都学習センターが京都駅前のキャンパスプラザ京都に移転しており、単位認定試験を受けに行く負担も大幅に軽減されることが判明した。星槎大学だと、大阪までスクーリング8単位と単位認定試験を受けに行かなければならないのだから比較にならない。

 学費でも放送大学は卒業まで62単位が必要となるものの、授業料を除けば、入学金22,000円以外に余計な費用は一切かからない。テキスト代も1単位5,500円の授業料に含まれている。星槎大学では、別途テキストを購入しなければならないし、入学選考料や編入料など、諸経費がいろいろと必要になり、卒業まで40万円程度の費用が掛かりそうだ。単位履修の負担は放送大学の方が大きくなるものの、対費用効果を考えれば、放送大学は星槎大学の倍の価値があるように感じた。

 結局、星槎大学への進学をほぼ考えていた私は、最後の最後で放送大学への進学に方向転換したのであった。

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 学費が安く、かつ、関西で仕事に支障なくスクーリングにも参加できるという要件を満たす大学は少ない。学費の安さで言えば、大阪学院大学流通科学部であるが、履修制限が厳しく、卒業に必要な単位の最低限度しか履修登録できないシステムが気になった。スクーリングによる修得が必要な単位数が15単位というのもネックだ。

 本来は学ぶ場所を選ばずに済むはずの通信制であるにもかかわらず、意外と首都圏在住者でなければ選択の余地が乏しいなと感じていたところ、星槎大学というあまり聞きなれない大学を見付ける。通信課程専門の大学で、所在地は北海道芦別市。しかし、通信制に特化している大学だけあって、スクーリング会場も全国に展開し、卒業に必要なスクーリングは、全国のどこの会場でも受講できるようになっていた。何よりも4年次編入が認められ、92単位が認定してもらえるのが魅力であった。私の場合、1年間の在籍で32単位を修得すれば、晴れて大学を卒業できるのだ。学費も単価制となっているため、履修単位に応じて支払えば済むため、仕事の都合で在籍期間が延びても余計な学費を支払わずに済む。

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 自分の履修環境にマッチした通信制大学の法学部が見付からなかったため、法学部にこだわらず、幅広く自分の興味が持てそうな大学を選ぶ方針に切り替える。

 私は京都在住であるため、京都にある大学を探してみると、佛教大学と京都造形芸術大学に通信課程があることが判明する。佛教大学には、仏教学部、文学部、歴史学部、教育学部、社会学部、社会福祉学部の6学部があり、社会学部は法学とも関連性があり、興味を持った。しかし、年間でスクーリングや諸経費を含めて50万円以上も学費が必要となることが判明して断念。これでは3年次に編入しても卒業までに100万円以上かかることになってしまう。100万円を惜しんで大学を辞めた経緯があるだけに、学費に100万円も注ぎ込むことはさすがにためらわれた。京都造形芸術大学も同様に学費がネックとなり、入学を見合わせる。

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 入学すべき大学は通信制大学と決めたものの、純粋な通信課程で卒業できる大学は皆無である。卒業のために必要な単位の一定割合は、スクーリングと呼ばれる面接授業で履修しなければならないのだ。通信制大学のスクーリングは、基本的に大学所在地で開催されるため、通信制大学と言えども、全国どこの大学でもよいということにはならない。全国でスクーリングが受講できると宣伝している大学であっても、地方のスクーリングは講義数が少なかったり、スクーリング費用が高く設定されていたりするのが現状であった。

 私は法学部出身であるため、できれば入学するのは法学部が望ましいと考えていた。通信制の法学部と言えば、慶應義塾大学法学部が有名であるが、夏季集中スクーリングを日吉で受講しなければならないので断念。次に中央大学法学部を検討したが、やはり東京でのスクーリングが卒業のためには必要不可欠となっていた。私は京都に在住しているため、やはり関西の大学であることが望ましいようだ。近畿大学法学部にかなり気持ちが傾いたが、編入学をすると授業料が加算されるシステムに不審を感じて敬遠してしまった。

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 学士号を取得するために、大学へ再入学することを決意したものの、どこの大学へ入学すればよいのだろうか。

 もっとも簡単な方法は同志社大学法学部法律学科への復学である。「再入学願」を提出し、教授会の許可を得ることができれば、復学が認められるらしい。しかし、100万円以上の学費が必要になるのは従来と変わらないし、仕事を辞めてまで再入学するつもりはない。私が在学していた頃は、同志社大学法学部にも第2部(夜間部)が存在したが、2003年3月をもって廃止されてしまっている。

 仕事を続けるのであれば、必然的に夜間部のある大学か、通信制大学となる。ただし、残業の多い仕事なので、夜間部でも通学するのは難しく、必然的に通信制大学が選択肢として残ることになる。

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 最近では、学歴というと、大学を卒業しているかどうかではなく、どこの大学を卒業したかという意味合いで使われることが多いように感じる。大学進学率が飛躍的に向上したことも影響しているのであろう。しかし、大学を卒業しているかどうかが問われるケースに直面することもしばしばある。

 私の場合は就職活動であった。大学の新卒採用予定者を対象としているため、大学中退者は門前払いを受けることもしばしばあった。しかし、3年間で卒業に必要な単位をすべて履修していたこともあり、大学卒業と同程度の能力があると認めてもらえた企業も多く、私は運良く就職することができた。入社後の昇格についても、学閥があるような一部の大手企業でなければ、学歴は関係ないと思う。

 大学を卒業せずに失敗したと思ったケースは、法科大学院への進学を考えたときであった。私は法学部出身であるため、法科大学院が創設されたときには、進学を考えた。法科大学院適性試験も受験したが、一部の私立法科大学院を除いて、入学条件には大学卒業が要件とされていたため、断念せざるを得なかった。

 また、現在の会社では、研修で大学院へ進学することもできる。しかし、大学を卒業していない私には、研修に応募する機会すら与えられない。入社、昇進については、学歴を気にすることはなかったが、研修プログラムでは不利益扱いを受けているのである。

 大学を卒業していないことで、様々な機会を失ってしまうのであれば、それは随分ともったいないことである。思い立った日が吉日。今からでも遅くはない。大学への進学を真剣に考えてみようと思う。

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 私は大学を2度中退している。

 最初に入学したのは高崎経済大学経済学部であった。もともと法学部志望であったが、大学受験に失敗し、かろうじてC日程(現在の中期日程)の高崎経済大学に合格した次第である。それでも入学して1年間は真面目に授業にも出席し、教養課程の42単位を履修した。

 しかし、私は1年間在籍しても、経済学に対する興味を持つことができなかった。このまま残りの3年間を過ごしても良いのか悩んだ挙句、退学を決意する。

 次に入学したのは同志社大学法学部法律学科であった。当初の志望である法学部であったため、授業にも前向きに取り組んだ。しかし、次第に学問的な解釈論を学ぶよりも、資格を取得するための法律知識を吸収する方が面白いと感じるようになってしまう。

 結局、3年間で154単位(教養50単位・専門80単位・外国語14単位・保健体育10単位)を履修したが、年間100万円以上の学費を支払うのが惜しくなり、大学を退学してしまった。それだけのお金があれば、資格の取得のために投資した方が将来のためになると思ったからだ。

 当時は学士号の取得にそれほどの価値を見出しておらず、既に卒業要件を満たしていた私は、1年間在籍するだけで自動的に学士(法学)を取得することができたにもかかわらず、あっさりと大学を辞めてしまった。

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プロフィール
HN:
はやと
性別:
男性
自己紹介:
京都学習センター所属

2013年9月
社会と産業コース卒業

2015年9月
生活と福祉コース卒業

2017年9月
人間と文化コース卒業

2019年9月
自然と環境コース卒業

2021年9月
情報コース卒業

2023年9月
心理と教育コース卒業

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