星槎大学への入学にかなり傾きかけていたが、最後に比較検討をしたのは放送大学であった。放送大学の存在は知っていたが、最初から検討しなかったのは、放送大学に対する誤解があったからに他ならない。
最も大きな誤解は、放送授業を必ず視聴しなければ単位を履修できないと思い込んでいたからだ。私の自宅ではCS放送を視聴できる環境にはない。したがって、放送大学に入るためには、CS放送のアンテナ工事をしなければならないと思い込んでいたのだ。しかし、実際にはCS放送を視聴できなくても、学習センターでDVDの貸し出しもしているし、ラジオ放送についてはインターネットで聴講が可能なシステムとなっていた。しかも、今後はインターネット視聴ができる授業も増えていくという。また、2011年10月からは、放送授業がBSに切り替わるとのことで、BS放送であれば視聴することが可能だ。
しかも、放送大学では、3年次編入の場合、卒業に必要なスクーリングの単位は認定してもらえることになっていた。つまり、スクーリングなしで卒業が可能なのである。
さらには、かつては京都大学にあった京都学習センターが京都駅前のキャンパスプラザ京都に移転しており、単位認定試験を受けに行く負担も大幅に軽減されることが判明した。星槎大学だと、大阪までスクーリング8単位と単位認定試験を受けに行かなければならないのだから比較にならない。
学費でも放送大学は卒業まで62単位が必要となるものの、授業料を除けば、入学金22,000円以外に余計な費用は一切かからない。テキスト代も1単位5,500円の授業料に含まれている。星槎大学では、別途テキストを購入しなければならないし、入学選考料や編入料など、諸経費がいろいろと必要になり、卒業まで40万円程度の費用が掛かりそうだ。単位履修の負担は放送大学の方が大きくなるものの、対費用効果を考えれば、放送大学は星槎大学の倍の価値があるように感じた。
結局、星槎大学への進学をほぼ考えていた私は、最後の最後で放送大学への進学に方向転換したのであった。
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