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大学を2度中退した脱落者が放送大学の名誉学生を目指す物語
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 6時限目の「障がいのある生活を支援する(’13)」は、生活と福祉コースで最後の専門科目となる。これまで、「子どもの生活と児童福祉(’11)」、「高齢者の生活保障(’11)」と学んできたので、「障がいのある生活を支援する(’13)」を学ぶことにより、児童福祉、高齢者福祉、障がい者福祉の3本柱を制覇したことになる。本来であれば、もっと早い段階で従前科目の「障がいと共に暮らす(’09)」を履修しようと考えていたのだが、障がい者福祉分野は、障害者自立支援法、総合自立支援法と法改正がめまぐるしく、最新の情報が反映されるまで履修を見送っていたのだ。おかげで、内容は改められたが、かつては持ち込み可能だった試験が、持ち込み不可になってしまった。

 しかしながら、「障がいのある生活を支援する(’13)」は持ち込み不可ではあるが、通信指導問題及び自習型問題からの出題がメインであるため、事前の対策を怠らなければ単位を取りこぼすことはない。今回も従来どおり10問の出題で、Ⓐは確実であろうと確信して退席しようとすると、周囲の受験生の解答が自分の解答とあまりにも違うことに驚いた。さすがに不安に駆られて、試験会場を退出後、印刷教材を確認したが、やはり自分の解答が正しいようである。それほど難しいとは思わなかったが、平均点がどの程度なのか気になるところだ。

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 平成26年度第2学期の最初の試験は、初めての平日受験となった。もっとも、今日は1時限の「リスク社会のライフデザイン(’14)」のみなので、午後からの出勤に備えてスーツでの受験となる。これまでは週末の試験科目しか履修しなかったので、平日の試験にどれだけの学生が集まるのか興味があったが、1時限目でも意外に学生が多い。それも、シニア層だけではなく、20~30代と思われる世代が多いのには驚いた。スーツ姿のサラリーマンもちらほら見掛けた。

 さて、「リスク社会のライフデザイン(’14)」は、2014年度の新設科目であるため、過去問は1学期分しか存在しない。しかし、1学期の出題傾向を見る限り、4択で10問の出題であるうえ、通信指導問題や自習型問題に関連した出題となっている。難問奇問の出題もないので、印刷教材を読み込んで、通信指導問題や自習型問題の選択肢を1肢ずつ吟味していくというセオリーどおりの学習で挑んだ。

 今回の試験も、4択の10問。「現行民法において、家族とは何かという規定はない。」という選択肢について、民法第4編が「親族」であることから戸惑ってしまったが、印刷教材に「第2次世界大戦後の民主化の過程で、この家制度は廃止され、同時に「家族」の規定も削除された。」とあったことを思い出し、何とか正誤を判断することができた。その他にも、「G.P.マードックは、あらゆる時代・社会に普遍的な家族形態はないと主張した。」とか、「T.パーソンズは、近代化にともなって出現した格家族が、実は親族とさまざまなネットワークをもち「修正拡大家族」と呼ばれるべきだと主張した。」という具合に、学者の主張を覚えていないと対応できない問題もあったが、基本的には落とすような試験ではない。残り4単位となった生活と福祉コースのうち、2単位は手中に収めたと言えるのではなかろうか。

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 2014年度の新設科目であるため、過去問の分析ができないたが、新設科目は通信指導問題や自習型問題からの出題が多いため、こちらを念入りに取り組む。自習型問題の問9の解答に納得がいかず、6月27日にキャンパスネットワークから初めて放送大学で質問をしてみた。

[質問]
自習型問題のQ9についてお伺いします。
正解は②となっておりますが、a-ウ、b-オの組合せとなっております。
しかしながら、a-オ、b-ウが正しいのではないでしょうか。
a 19 世紀から 20 世紀の初頭に設立された NGO
オ オックスファム(飢餓救済オックスフォード委員会,Oxford Committee For Famine Relief) 1946年設立
b 第二次世界大戦直後に設立された NGO
ウ 国際オリンピック委員会(International Olympic Committee) 1889年設立

 内容というより、誤植の指摘に近い質問だったので、事務局から回答があるのだろうと思っていたら、7月7日に主任講師の西郷泰之教授から直々の回答があり恐縮する。

[回答]
ご連絡ありがとうございました

ご指摘のとおりです
混乱させてしまい申し訳ありません

正解を修正するように放送大学に頼んであります

 ところが、その後、キャンパスネットワークで何度か確認しても、自習型指導問題の訂正の案内がなく、試験当日を迎えてしまう。

 試験開始前に、試験監督から「アジアの社会福祉と国際協力(’14)」には訂正がありますとのアナウンスがあり、自習型問題の問9が出題されるのではないかと察知した。試験開始後、訂正内容を確認すると、案の定、上記の指摘に伴う訂正であった。

 その他の問題も通信指導型問題や自習型問題の出題もみられたが、そらだけで済ませてもらえるほど甘くはなく、問題文を読んでみても、そんなこと印刷教材に記載されていたかなぁと思うところもしばしば。しかしながら、細かい知識まで覚えていなくても、アジア諸国のアウトラインを把握していれば常識的な範囲で選択肢を絞り込める良心的な出題が多いと感じた。


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 「日本創成会議」の人口減少問題検討分科会の推計が公表されたことによって、注目を集めた人口減少問題。地方から大都市圏への人口流入や少子化が止まらなければ、約1,800の市区町村のうち896自治体が将来なくなってしまうという。多少なりとも人口統計に留意していれば特段驚くほどのことでもないと思うのだが、消滅すると具体的に名指しされている自治体を個別にみると、推計に疑問を感じないところがないわけでもない。

 さて、「人口減少社会のライフスタイル(’11)」は、社会学的な学問であるため、社会と産業コースを卒業した私にとっては、比較的取り組みやすい科目であった。出題形式は択一式の10問。選択肢の文章も概ね1行以内と良心的なものである。過去問の改変レベルの出題が多く、過去問を分析しておけば合格ラインには届くのではなかろうか。過去問レベルでは厳しいなと感じたのは問8ぐらいである。誤っているものを選ぶ問題であるが、すべてが正しい選択肢のように思えてならなかった。

問8 生活再建に向けた自立・自律の考え方に関する次の①~④の文章のうちから、誤っているものを一つ選べ。
① 自立とは、公私の援助・支援を受けないことを指す。
② 自立とは、自分の生活は自分で営む経済的自立や自分の身の回りのことは自分で行う身辺自立、日常生活等自立等がある。
③ 自律とは、依存に対置した考え方である。
④ 自律には、広く地域の中で公私の社会資源を活用し自分で選択・決定した生活等がある。


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 「欧米の社会福祉の歴史と展望(’11)」は、毎回新たな出題がなされるとの評判であったが、過去問を分析すると、概ね印刷教材の抜粋で選択肢を作成していることがわかる。難関科目との評判がもっぱらだが、印刷教材からほとんど一言一句違わずに問題文を作成してくれるのだから随分と良心的な出題だと思う。しかしながら、教科書の細部まで暗記するのは至難の業で、過去問で出題された箇所には、印刷教材にマーカーを引き、マーカーの箇所は過去問で対策を講じ、マーカーのない場所を中心に印刷教材を精読する手法で試験に挑んだ。

 ところが、試験問題は見事に期待を裏切って、マーカーのない場所からの出題は皆無であった。逆に、すべての設問が過去問で出題されていたのではないかと思われる。主任講師の松村祥子教授が今年の3月で放送大学を退任されたことも影響しているのかもしれない。マーカーのない箇所を中心に読み込んだことは、結果的に無駄な努力となったが、過去問の分析を行っておいたおかげで、それなりの手応えを感じることができた試験であった。


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 従来からの制度福祉ではなく、地域住民が主体となった地域福祉の展開を図っていくためにはどうしたらよいのかを事例を踏まえて解説する講義である。日本の財政事情は、消費税の増税に頼るばかりであり、膨れ上がる福祉予算も限界にきている。これからの福祉を考えるうえでは非常に参考になる講義であった。理論ではなく、全国各地の実例を紹介する内容なので、イメージが持ちやすい。

 出題形式は択一式で10問。すべてが過去問からの出題であり、過去問対策をしっかりとしておけば満点を狙える科目であった。この科目も来年度からリニューアルされるので、最後のサービス問題であったのかもしれない。

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 放送大学では、単位認定試験の過去問と解答をキャンパスネットワーク上で公表しているが、「看護学概説(’10)」は数少ない解答非公開科目である。ちなみに非公開科目については、担当講師から非公開理由が示されるが、「看護学概説(’10)」については、「公表された解答を見ることにより、自ら学習する能力を損なわないようにする必要がある。」というのが理由だ。随分と学生を馬鹿にしたコメントだ。解答を公表したらそれを丸暗記するだけだろうと言わんばかりである。公表された解答を見て、なぜそのような解答になるのかを考えることも立派な学習であろうし、公表されなければ講師が用意した解答が本当に合っているのかもわからない。この件に関して、放送大学は「先生の信念に対する強制はできないと考えます。」と異例のコメントを公表している。おそらく解答が公表されないことに対して学生からのクレームが多かったのではないかと察する。ただし、放送大学としては、解答を公表する方針で取り組んでいるのだから、不満があるのであれば担当講師に直接申し入れをすべきであろう。

 出題形式は択一式で15問。持込みは不可。難易度は例年とそれほど変わらず、過去問対策を講じておけば十分に対応できるものであったと思う。

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 持ち込みが可能で平均点が70点台という理由で追加履修をしてしまった科目であったが、今学期からの単位認定試験の難化傾向から激しく後悔をしてしまう。この科目、テキストは小難しいうえ、字が小さくて読みづらい。何度読み返してもさっぱり理解できない箇所が多々あるのだ。しかしながら、既に試験直前という状況で逃げだすわけにはいかない。試験を放棄しようが、不合格になろうが、受験のチャンスが2回しかないことには変わりがなかった。試験直前でできることと言えば、通信指導問題と自習型問題をしっかりと押さえること。事前情報によれば、過去は通信指導問題と自習型問題から8割が出題されているという。比率を引き下げてオリジナル問題を組み込むとしても、通信指導問題や自習型問題からの出題がゼロになることはないだろう。しかも、これらの問題をできる限り早く処理して、それ以外の問題を解く時間を確保することが重要な科目なのだ。出題数が20題もあるのだから時間との勝負である。

 試験が開始され、問題冊子を開くと見覚えのある設問が並んでいたので安心する。結果は、通信指導問題から8問と自習型問題から7問、公表中の過去問(2学期分)から5問という出題で、労せずして20問の正解を導くことができた。ただし、過去問対策を怠っていた受験生は、過去問からの5題に頭を抱えているようであった。印刷教材にズバリ該当する記述があるわけではなく、印刷教材の記述から正解を連想していくような設問が多いので、正攻法で対応するには少々骨を折る必要があるのだ。30分で退出した受験生はほとんどいなかったようである。

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 「子どもの生活と児童福祉(’11)」、「高齢者の生活保障(’11)」と軒並み生活と福祉コースの専門科目が上昇していたため、昼休みを返上で通信指導問題や自習型問題を念入りに確認する。もちろん、単に設問と解答だけを暗記しても何の役にも立たないので、選択肢ごとに印刷教材の該当箇所を参照し、ポイントとなる部分にマーカーを引いていく。基本的に試験前はこのスタイルで勉強をしているのだが、今週は「動物の科学(’10)」に注力してしまったため、公衆衛生の最終チェックを行ったのは7月上旬。それでも、1度しっかりと取り組んでおけば、試験直前の数時間だけの再確認でも随分と記憶が戻ってくるものだ。

 「公衆衛生(’09)」においても、何問か見たことがない問題が出題されたが、こちらは過去問と比較して特に難易度が上がったという印象は受けなかった。もともと一定レベルの知識を要求する試験だったこともあるのかもしれないが、単位を落としていることはあるまい。

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 持ち込みは認められていないものの、平成24年度の平均点は1学期が83.8点、2学期が86.8点という科目であり、過去問も常識や基礎的な知識を問う問題が多く、オアシス科目(楽勝科目)と呼ばれる科目の一つであった。ところが、実際に試験が開始し、問題冊子を開いてみると、通信指導問題や自習型問題、過去にも出題がされていないような問題や印刷教材の資料の数値を問うような問題が散見される。明らかに平均点の引き下げを狙ったような出題傾向であり、こちらは確実に傾向が変わったようであるので十分な対策を講じる必要がありそうだ。当初はⒶを稼ぐための科目としての位置付けであったが、単位を修得できているかどうかを心配する羽目になってしまった。

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プロフィール
HN:
はやと
性別:
男性
自己紹介:
京都学習センター所属

2013年9月
社会と産業コース卒業

2015年9月
生活と福祉コース卒業

2017年9月
人間と文化コース卒業

2019年9月
自然と環境コース卒業

2021年9月
情報コース卒業

2023年9月
心理と教育コース卒業

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