平成26年度第2学期の最初の試験は、初めての平日受験となった。もっとも、今日は1時限の「リスク社会のライフデザイン(’14)」のみなので、午後からの出勤に備えてスーツでの受験となる。これまでは週末の試験科目しか履修しなかったので、平日の試験にどれだけの学生が集まるのか興味があったが、1時限目でも意外に学生が多い。それも、シニア層だけではなく、20~30代と思われる世代が多いのには驚いた。スーツ姿のサラリーマンもちらほら見掛けた。
さて、「リスク社会のライフデザイン(’14)」は、2014年度の新設科目であるため、過去問は1学期分しか存在しない。しかし、1学期の出題傾向を見る限り、4択で10問の出題であるうえ、通信指導問題や自習型問題に関連した出題となっている。難問奇問の出題もないので、印刷教材を読み込んで、通信指導問題や自習型問題の選択肢を1肢ずつ吟味していくというセオリーどおりの学習で挑んだ。
今回の試験も、4択の10問。「現行民法において、家族とは何かという規定はない。」という選択肢について、民法第4編が「親族」であることから戸惑ってしまったが、印刷教材に「第2次世界大戦後の民主化の過程で、この家制度は廃止され、同時に「家族」の規定も削除された。」とあったことを思い出し、何とか正誤を判断することができた。その他にも、「G.P.マードックは、あらゆる時代・社会に普遍的な家族形態はないと主張した。」とか、「T.パーソンズは、近代化にともなって出現した格家族が、実は親族とさまざまなネットワークをもち「修正拡大家族」と呼ばれるべきだと主張した。」という具合に、学者の主張を覚えていないと対応できない問題もあったが、基本的には落とすような試験ではない。残り4単位となった生活と福祉コースのうち、2単位は手中に収めたと言えるのではなかろうか。
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