序説という科目名であるにもかかわらず、専門的で難しいという評判がある「心理カウンセリング序説(’09)」であるが、2013年度の平均点は、第1学期が77.5点、第2学期が82.8点とそれほど難易度が高いとも思えない。
実際に受講してみてわかったことであるが、難しいと感じる理由は心理学の専門用語が解説なしに使われるからではなかろうか。本格的に勉強をするのであれば、心理学用語辞典を引きながら勉強するのが望ましいのであろうが、私はそれほど心理学に心酔していないので、適宜、インターネットの検索で調べて知識を補った。
そのような学習でも、「心理カウンセリング序説(’09)」を受講して、掴みどころがないと感じていた心理学の体系が掴めるようになった。ラジオ講座の放送授業はほとんど聞き流しで終わってしまうことが多いのであるが、「心理カウンセリング序説(’09)」は、印刷教材で放送教材のテーマを予告してくれるので、問題意識をもって放送授業を受講することができ、理解の助けにもなった。これから受講を予定している方は、ぜひ、先に印刷教材に目を通すことをお薦めする。
さて、試験問題であるが、出題数は15問で、傾向に変わりはない。試験問題もすべての設問が過去問の焼き直しであった。「心理カウンセリング序説(’09)」の試験対策としては、過去問を徹底的に潰すことが重要である。
過去問対策というと、過去問の答えを丸暗記することと思い込んでいる方もいるようであるが、学習の段階ではすべての選択肢を吟味して、間違いの選択肢であれば、どこが間違っているのか、どこを直せば正しい選択肢になるのかを説明できるレベルを目指すように努めるべきである。そうすれば、選択肢の順序が入れ替えられていたり、一部が改変されても動じることなく対応することができる。今回の試験の結果もⒶを確信している。
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