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大学を2度中退した脱落者が放送大学の名誉学生を目指す物語
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 NHKホールから富士急行の貸切バスでホテルニューオータニへ移動。クロークでコートと荷物を預けるが、NHKホールからのバスがすべて到着するまで待機となる。私は3号車での移動となったが、学位記の受け取りをしている卒業生は時間がかかっているようで、13時30分の開会時刻になっても始まる様子はない。


 パーティは立食形式で、テーブルは地域ごとに指定されている。滋賀・京都・奈良の学習センターが同じテーブルになっていた。15分ほど遅れてようやく開会。再び岡部学長の指揮で学歌斉唱となった。引き続き主催者挨拶として、学長と連合会会長の挨拶があり、理事長の挨拶の後、乾杯。

 料理はすぐになくなると聞いていたので、まずは歓談よりも食糧の確保に専念する。パーティの予算は限られており、ホテルニューオータニは、料理の質を落とせないため、料理の量で調整しているらしい。人気の料理はすぐになくなるが、ライスやパスタ系の料理は比較的残っているので、最初は肉や魚料理を中心に取り分けることをお薦めする。物足りないと聞いていた料理だが、意識的に料理を食べることに専念したため、充分に満腹となった。

 出席者は、やはりこの3月に卒業した方ばかりで、9月の卒業生は少数派である。京都学習センターでも9月の学位記授与式のときは、3月のNHKホールでの学位記授与式には参加するつもりという方が多かったように思えたが、少なくともこのパーティには出席されていないようだ。

 放送大学が全国展開する前から学生を続け、グランドスラムを達成された名誉学士の方など、様々な学びの経歴を聞かせていただきながら、改めて学習を継続する決意をする機会となった。

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 地域別の受付を済ませて会場内へ入る。もちろん近畿地区では一番乗りであった。座席は地域ごとにブロックが指定されており、近畿はステージに向かって右前方の1階席となっていた。最初は最前列に陣取ってみたが、ステージを少し見上げるような感じになり、1時間もステージを見上げていたら首が痛くなりそうだ。5列目ぐらいがステージと同じ高さぐらいであったが、早くから並んで後方に座るのももったいない気がして3列目に陣取ることにした。

 受付で渡された資料によれば、2013(平成25)年度卒業・修了者数は、教養学部で4,418名(第1学期1,632名・第2学期2,786名)、大学院で1,641名(第1学期1,641名・第2学期3,097名)とのこと。卒業率がどの程度のものなのか不明だが、通信制大学の卒業者数としては驚異的な数字だ。

 卒業生は10時40分までに着席するように事前に指示が出ていたが、すし詰め状態の関東ブロックに対して、近畿ブロックはまだまだ空席が目立っていた。わざわざ学位記授与式のために東京まで足を運ぶ人は少ないのであろう。それでも、北海道や沖縄からも出席する学生と比較したら、物理的な支障は少ないはずである。新幹線を利用すれば日帰りも十分可能なのだ。

  
 11時前に来賓が壇上に並んだが、今年は文部科学大臣の姿はなかった。ここ数年は必ず出席していたのに残念である。文部科学省、総務省とも政務官の出席であった。開式の辞に続き、国家演奏。国家斉唱ではなく、国家演奏というのは思想・良心の自由への配慮か。実際は演奏ではなく、斉唱になっていた。

 
 来賓紹介の後、卒業証書・学位記授与と続く。いつもながら、学生代表はどのように選考しているのだろうかと疑問に感じる。成績優秀者なのだろうか。


 学長式辞では、今日ぐらいは自分を褒めてあげてくださいという話があったが、個人的には放送大学を一度卒業したぐらいでは、そのような心境にはとてもなれない。グランドスラムを達成した名誉学士が続々と誕生しているだけに、名誉学士の称号を得て、初めて自分で自分を褒められる域に達すると言えよう。まだまだ志し半ばである。また、放送大学はリベラルアーツを学ぶところだという話があった。リベラルアーツの重要性は、実際に放送大学で学習して痛感したところである。

 
 続いて来賓祝辞。文部科学大臣政務官、総務大臣政務官、同窓会連合会会長と来賓挨拶が続くが、来賓挨拶は1名で充分というのが出席する学生の本音ではなかろうか。


 卒業生・修了生謝辞では、それぞれ修士課程・博士課程に進学する人が選ばれていた。向学心の高い学生が選ばれているようだ。

 
 学長表彰では、名誉学士の他、放送大学優秀授業賞が今年度から創設され、臼井永男教授の「運動と健康(’13)」が表彰された。基礎科目なので、残念ながら今後も受講する予定はない。

 
 ラストは学歌斉唱。こちらは学歌演奏ではなく学歌斉唱となっている。放送大学神奈川学習センターの合唱団のコーラスに合わせての学歌斉唱を行い、学位授与式は終了した。

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 市ヶ谷から中央本線と山手線を乗り継いで9時過ぎにNHKホール最寄り駅である原宿に到着した。若い女性がぞろぞろとNHKホール方面へ歩いていくので、放送大学の卒業生ではなかろうかと期待したが、女性陣は手前にある代々木競技場第一体育館に吸い込まれていく。アジア最大級のガールズファッションイベント「東京ランウェイ2014S/S」が開催されるようだ。今回のテーマである「WHAT IS FASHION?」という看板が掲げられており、体育館前の歩道には徹夜組と思われる長蛇の列ができていた。

 大江戸骨董市で賑わう人々を掻き分けて9時30分頃にNHKホールに到着。人影はまだ少ない。若い人は、「放送大学」という腕章を付けたスタッフで、学生となるとやはり定年を迎えた世代が多いような雰囲気だ。入学当初は、30代で大学生なんて気恥ずかしいと感じたものだが、放送大学ではしばらくの間は若手で通用しそうである。

 せっかく早く着いたので、それならば一番乗りしてやろうと、正面玄関のドア前に陣取る。隣にやってきたのは岐阜からのお婆さんで、開場の瞬間をとらえようとするカメラを意識して、身なりを整えていた。「変な格好で写ってしまったら、孫に怒られますから!」とのこと。周囲を見回すと、いつの間にか「まなぴー」が登場し、記念撮影のために引っ張りだこになっていた。ゆるキャラコンテストに出場しても、組織票が固いので、かなり上位に食い込むのではなかろうか。


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 東名高速道路御殿場IC付近の事故渋滞と首都高速道路3号線工事現場での火災の影響による迂回で、「ニュースター号」は定刻よりも約50分遅れの7時20分に東京駅に到着した。3連休の初日なので、バスが遅れることは想定済みだ。

 都区内パス(730円)を購入し、まずは早朝から営業している「東京チカラめし」神田東口店で、焼き牛丼を初めて賞味してみる。焼肉どんぶりと言えば、それまでであるが、煮込んだ牛肉が当たり前だった時代を思えば、ボリューム感の感じられる斬新なアイデアだったのであろう。メニューも豊富で味も悪くないのだが、他に客はなく、相次いで閉店している実態も想像に難くない。職場の近くにあれば、毎日通ってもいいのだが、あいにく京都には出店していない。

  
 時間に余裕があるので、中央線で市ヶ谷に出て、靖国神社に立ち寄ってみる。総理大臣の公式参拝で問題となるが、今まで靖国神社に参詣したことはなかった。驚いたのは、境内に入るだけでも一礼をしている参拝客が多いことだ。境内は桜の名所として知られるが、まだ少し季節が早いようだ。来週か再来週あたりには見頃になるのではないか。

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 帰宅後に再びスーツに着替えて、明日の11時からNHKホールで開催される学位記授与式に出席するため、京都駅23時40分発の大阪バス「ニュースター号」に乗車する。自宅の最寄り駅から京都駅までは奈良線の利用となるが、夜間の時間帯は運転本数が少ないので、23時過ぎには京都駅に着いてしまう。駅前のコンビニで飲み物などを購入していると、23時20分頃には「ニュースター号」が姿を見せた。乗務員に放送大学の学生書を提示して、無事に学割乗車が認められた。最近は生涯学習が浸透していているので、年齢で判断されるようなことは少ないのかもしれない。バス会社によっては、放送大学の学生に限り学割乗車を認めていないところもあるようだが、特定の大学だけを除外するのはフェアではない。どうしても規制をしたいのであれば、学割適用に年齢制限を設けるべきであろう。

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 3月21日の学位記授与式後に開催される「卒業・修了祝賀パーティ」会費の支払い期日である3月12日が迫ってきたので、支払い手続きを行う。学費の支払いと異なり、通信欄の記入事項が多いため、インターネットバンキングではなく、手数料80円が必要になるが無難に近所の郵便局のATMから手続きをした。

 払い込み金額はパーティ会費10,000円と寄付金1,000円(1口)である。寄付金は、任意なので払わずに済ませようかとも思ったが、パーティの運営費に充当するとのことなので、会費の一部と割り切って支払うことにした。最初から11,000円にすれば良さそうだが、パーティに参加しない人からも退任する先生方への記念品贈呈という名目で寄付を募るため、このような手法を取り入れているのであろう。

 最初から会費相応のパーティなどを期待せず、卒業記念のイベントと割り切って参加したいと思う。

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 3月21日にNHKホールで開催される学位記授与式に出席するため、夜行バスを手配した。大阪バスの「東京特急ニュースター号」の3便だ。3月20日の23時30分に京都駅を出発し、東京駅に6時30分に到着する。3連休前の出発日にもかかわらず、学割適用なら6,400円と独立3列シートのタイプでは最安値だと思う。学割は乗車時に学生証を提示するだけOKとのこと。帰りも3月21日の「東京特急ニュースター号」の4便を予約した。夜行バス2連泊はこの年にして初体験となる。20代前半には、ユーレールパスを利用して、宿代を節約するために車中泊を何日も続けていたが、身動きが取れる列車とバスでは勝手が違う。久しぶりにハングリー精神を呼び起こす環境に身を置いてみるのもいいかもしれない。

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 気が付けば「学位記授与式出席確認ハガキ」の返送期限を迎えている。9月卒業だし、今さらという気がしないでもないが、せっかくの機会なので東京まで遠征してみることとにした。

 わざわざ東京まで行くのであれば、学位記授与式後の「卒業・修了祝賀パーティ」にも参加してみようと思う。こちらの参加費は10,000円とかなり高額であるにもかかわらず、料理が少ないとの不満を耳にするが、ほとんどがホテルニューオータニの会場代を占めるのであろう。同窓会の勧誘がしつこいとの声もあるが、既に入会しているのでその心配はない。

 9月の卒業生は3月よりも人数が少ないうえに、懇親会に出席する人も少なかったので、今回はもう少し多くの同級生と知り合いになれるのではないかと期待している。9月は定年退職した年輩者ばかりだったので、少しは同年代、せめて現役世代の方と話をしてみたいものだ。


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 「2013(平成25)年度放送大学学位記授与式等の御案内」と「平成25年度「卒業・修了祝賀パーティ」のご案内」が届いた。既に9月に京都学習センターの学位記授与式には出席し、学位記も手にしているが、全国一斉の学位記授与式は、9月卒業生と3月卒業生の合同で3月に実施する。場所は例年と同じNHKホールとなっている。関東近郊の学生以外はなかなか出席しにくいと思うが、今年は3連休の初日となっているので、地方からの出席者も多いのではないかと予想する。文部科学省が設置している大学なので、来賓には文部科学大臣が出席するのも特徴だ。

 学位記授与式は11時から12時までの予定で、その後、13時30分からホテルニューオータニに会場を移して、卒業・修了祝賀パーティが開催される。会費制のパーティで、事前に10,000円の参加費を振り込む必要があり、振込用紙も同封されている。いやらしいのがパーティの会費だけではなく、1人1口(1,000円)以上の寄付の協力が呼びかけられているところだ。10,000円でも随分と割高な会費だと思うが、NHKホールからの移動にバスをチャーターしているので、会費に足が出ているのだろう。卒業・祝賀パーティの会場をNHKホール近郊にするか、会場までの移動は各自の責任にすれば良さそうなものだが、いろいろと大人の事情があるのではないかと勘ぐってしまう。

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 学位記授与式、記念撮影に続いて、京都学習センター主催の懇親会が学生控室で開催された。こちらの参加も任意であるが、数少ない学位記授与式列席者の半数しか出席しなかったのは残念な限り。通信制大学の数少ない学生の交流場を放棄してしまうのはもたいない。

 今回の懇親会の出席者には、既に現役をリタイアしたとはいえ、過去の経歴は蒼々たるもので、今の私など足下にも及ばない。放送大学は入学試験がないので、学生のレベルは様々であるが、少なくとも上位層は教授に匹敵する知識や技能、経験を持っている。これだけの学生を納得させるための講義を展開する必要があることから、放送大学の講義の質は維持されるのだと思う。

 懇親会には藤原センター長のほか、田中克教授も参加され、中東など水がない地域で戦争が発生するという自然科学から政治問題にアプローチという興味深いお話を伺うことができたのは収穫である。

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プロフィール
HN:
はやと
性別:
男性
自己紹介:
京都学習センター所属

2013年9月
社会と産業コース卒業

2015年9月
生活と福祉コース卒業

2017年9月
人間と文化コース卒業

2019年9月
自然と環境コース卒業

2021年9月
情報コース卒業

2023年9月
心理と教育コース卒業

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