平成最後となる単位認定試験は、4時限目の「宇宙とその進化(’15)」である。「宇宙とその進化(’15)」は、自然と環境コースの専門科目であるが、印刷教材・ノートの持ち込みが許されており、過去問対策を講じておけば合格ラインは確保できる科目である。典型的な文科系の学生が自然と環境コースの卒業を目指すのであれば、確実に履修していそうな科目のひとつである。ただし、教科書を参照しながら解いても、明確に正解を導き出せるような問題ではなく、あらかじめ過去問を解いておくことは必要不可欠である。
今回の試験も5肢択一問題が10問と、これまでの傾向どおりの出題である。すべて過去問と同じ問題というほど甘くはなかったが、最低でもA評価を得られる程度の結果は残せたのではないかと思う。
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本日の3時限目は、数少ない自然と環境コースの専門科目から比較的取り組みやすい「数学の歴史(’13)」である。自然と環境コースの専門科目をコツコツ履修していく作戦であったため、履修登録をしてしまったが、カリキュラム改正の内容を事前に知っていれば、履修せずに自然と環境コース在籍まで温存しておきたかった科目のひとつである。一部の基礎科目や共通科目がコース(科目に格上げされたものの、依然として自然と環境コースの開講科目は少なく、それをカバーするためか、新カリキュラムでは自然と環境コースに無関係に思えるような科目も総合科目に位置づけられていたりする。再入学時にはその手の科目を履修して、自然と環境コースの卒業要件を満たすことになりそうだ。
さて、「数学の歴史(’13)」は科目名のとおり数学の歴史を学ぶものであり、これまでも単位認定試験で計算問題は一切出題されていない。しかし、西欧やアラビアの数学者など馴染みのない人名が並び、持ち込み可能とはいえ、すんなりと頭に入らない。持ち込みは可能とはいえ、印刷教材を読み込んでも理解が進まないので、通信指導問題や自習型問題、過去問主体の対策に切り替えた。結果的にこの学習方法が功を奏し、試験問題は過去問からの出題が10問並び、試験開始早々に解答を完了することができた。本来であれば、自然と環境コースの単位積み上げを喜ぶところであるが、今回は何とも後味の悪い結果になりそうだ。
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本日最後の受験科目は、6時限目の「植物の科学(’09)」である。来年度から「植物の科学(’15)」にリニューアルされるため、「植物の科学(’09)」は今学期で閉講となる。準備不足であったが、再試験を除けば最後の試験となるので、サービス問題が出題されるのではないかとの期待も持っていた。
しかし、試験開始と同時に問題用紙を確認すると、そのような甘い期待は吹き飛んだ。ところどころい過去問と同じ出題もみられるとはいえ、今回の試験のために新たに用意されたと思われる問題も多い。しかも、2011年度第2学期までは10問の出題だったが、2012年度第1学期は12問、2012年第2学期からは15問となっていた出題数が、今学期からは20問の出題となっていた。15問であろうが、20問であろうが、時間切れになるよな出題数ではないが、通信指導問題や自習型問題、過去問だけをマスターしても太刀打ちはできないレベルになっている。おそらく、過去問を徹底的につぶせば最低限の単位はもらえるが、良い評価をもらうためには、放送授業や印刷教材を隅々まで理解しておく必要がある。
しかも、出題内容も素直ではない。例えば、花器官のABCモデルの出題で、「B機能遺伝子が壊れた場合、作れなくなるものとして正しいものは以下のどれか」という出題に対して、印刷教材に沿った出題であれば、選択肢には、「花弁」、「雄ずい」という単語のいずれかが並んでも良さそうなものだが、実際に並べられた選択肢は、①花粉、②子房、③胚珠、④柱頭、⑤がく片という有様。機械的に印刷教材を暗記しただけでは正解が導き出せないようになっている。
試験終了後、気になる箇所を確認してみたが、既に4問は確実に間違えている。残りが全問正解でも、評価はA止まりとなる。むしろ、現状では、B以下の可能性が極めて大きくなった。
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午後からは4時限に「生物界の変遷(’11)」、6時限に「植物の科学(’09)」自然と環境コースの専門科目2科目の受験となる。いずれの科目もカタカナ用語が満載で、典型的な文科系の私にとっては、すんなり頭に入らない内容が多く、消化不良気味での受験を余儀なくされた。
「生物界の変遷(’11)」は、既に「動物の科学(’09)」を履修済みであったため、多少は取り組みやすい科目ではあった。印刷教材が他の科目と比較して薄いのも気分的には楽になる。しかし、曖昧な知識は、言い回しを少し変えられると悩むことが多い。問1の最初の選択肢が、「化石の年代推定には、その化石が入っていた水成岩の放射性同位元素を調べるのがよく、付近の火成岩を用いるのは、その中に化石が残っていないので無理である。」という文章であったが、「化石の年代推定ー火成岩ー放射性同位元素」ということは理解していたが、水成岩にも放射性同位元素が含まれているのではないか、化石の入っている水成岩で放射性同位元素が得られるのであれば、年代推定は確実ではないか、という具合に悩みだしてしまう。
終始このような状態で10問を解き終えたが、自信を持って正解と思える設問が少なく、成績が発表されるまで不安な日々が続きそうだ。
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「太陽系の科学(’10)」は、来年からリニューアルされてしまうので、現行科目としては、今回が最後の試験となる。現行科目の収録時点では小惑星探査機「はやぶさ」が帰還していない状況だったのでやむを得ないであろう。逆に言えば、太陽系の解明は日進月歩であるということだ。この科目の特徴は、講師が本当に楽しそうに太陽系について語るところであり、映像も多くてわかりやすい。冥王星がなぜ、惑星から準惑星に格下げされたかなど、今さらながらよく理解できた。
出題数は6問で1問当たりの配点が16~17点と大きいのが特徴。1問でも間違えると致命的だ。幸いにも、過去問ベースでも対応できる内容の出題が多く、無事に6問とも解答することができた。しかしながら、試験時間中に30字の文章を書きあげるのは難儀であり、1問は選択肢を否定しただけのような解答になってしまったのが気掛かりである。過去問の解説をチェックする限りでは、それほどレベルの高い解答を求めているとも思えないが、結果が出るまでは何とも言えない状況が続きそうだ。
テキスト持込み可能なオアシス科目と呼ばれても、テキストを参照すれば簡単に解答が導かれるものではない。設問によっては、構造式を理解したり、簡単な計算を要する場合もある。対策としては印刷教材の各章の演習問題を解答を参照しながら、本文をたどって理解をしていくという地道な取り組みが王道。通信指導問題、自習型問題、過去問についても同様である。今学期は立体構造図が出題されなかったので多少は救われたが、出題傾向の変更が顕著にならない限り、今後も構造図の理解は避けては通れない。
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