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大学を2度中退した脱落者が放送大学の名誉学生を目指す物語
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 試験2日目のトップバッターは「現代東アジアの政治と社会(’10)」。隣国である中国、台湾、香港、朝鮮を扱うもので、講義内容は興味をもって学ぶことができた。試験も択一式で、印刷教材・ノートの持ち込みが可能であると安心していたのだが、試験問題を見て顔色が変わった。試験問題は5択問題で、いずれの設問も適切なもの又は適切でないものを選択させるのであるが、最後の選択肢が必ず「適切な記述は存在しない。」「適切でない記述は存在しない。」とされているのである。つまり、すべての選択肢を正確に吟味しなければ、解答を導き出すことができないのである。ひとつの選択肢に複数の要素が含まれていることもあり、解答している途中で時間が不足することが明らかになった。やむを得ず、テキストで確認をやめて、放送教材と印刷教材を読み込んだ知識のみで解答をし、時間いっぱいまでその回答を確認する作業に追われた。試験終了直前に、自分の解答の誤りを発見する有様で、初めて単位を落としたかもしれないと感じた。
 

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 本年度開講の「市民生活と裁判(’12)」は、「裁判の法と手続(’08)」の後継科目として設置されたが、「裁判の法と手続(’08)」が訴訟法の学問的要素が強い科目であったのに対して、「市民生活と裁判(’12)」は、ケースワーク方式の実務的な科目である。試験も印刷教材・ノート・六法の持ち込みが可能であるうえ、問題も良心的で単位を取得することはそれほど労力を要するものではない。それだけに法律に少しでも興味を持ってもらいたいという講師の意図が伺うことができる科目であった。
 


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 基礎科目の履修単位が不足していたため、持ち込みが可能な「コミュニケーション論序説(’07)」を履修した。出題数は15問4択式で、1章から1題ずつの出題であるため、試験中も検索がしやすい。しかしながら、巻末のキーワードだけでは、対応できないものもあるので、試験のときにテキストを初見という事態は避けるべきであろう。
 


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 「観光の新しい潮流と地域(’11)」は、持ち込み不可であるうえ、通信指導問題や自習型問題以外からも出題がされるという難関科目。それでも観光学に興味があったので履修を試みることにした。放送教材を一通り聴講したうえで、試験前1箇月間にテキストを2回読み込んで試験に挑む。
 試験の内容は、テキストからの出題ではあるが、しっかりと細かいところまで読み込んでおかないと太刀打ちができない。それでも通信指導問題や自習型問題をおろそかにしてもよいというわけではない。類似の問題がまったく出題されないわけではないからだ。
 

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 平成24年度1学期の最初の試験に挑む。「社会学入門(’10)」は、過去、通信指導問題と自習型問題から出題されているので、通信指導問題と自習型問題を中心的に対策を講じておく。今回も試験の問題用紙を開くと見たことがある内容。10問の解答を出すのに3分もかからなかった。ただし、選択肢の順番が入れ替えられているので、単純に回答番号を暗記しても対応はできない。しっかりと理解をして通信指導問題と自習型問題をマスターしておくことが必要だ。
 

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 平成24年度第1学期の通信指導問題の提出が完了した。今学期も7科目の登録であるが課題はすべて択一選択問題方式であるため、期日までに課題を仕上げることに大きな負担はなかったが、「社会学入門(’10)」、「現代東アジアの政治と社会(’10)」、「市民社会と法(’12)」については、テキストを参照しても答えがわからない問題が数問あった。理解不足なのか放送教材をしっかり聞かないと解けないのか不明であるが、テキストを参照しても答えがわからないという択一選択問題ほど厄介なものはない。択一選択問題は1か0の世界だからである。記述式のように部分点を稼ぐことはできない。勉強のペースも遅れ気味であり、後半はしっかり気を引き締めて臨まないと、試験の結果がとんでもないことになりそうだ。

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 昼休みの時間を利用して、平成24年度第1学期の学費納入を済ませた。納入期限が3月31日となっているが、学費を納入しない限りテキストが配本されないシステムになっており、どうせ支払うものであれば速やかに納入を済ませて、1日でも早くテキストを受け取ることが望ましい。前回は納付書が届いた週末に支払い手続きを済ませたが、放送大学では週末締めでテキストの発送手続きをしているようで、納付書が届いてすぐに学費を納入した人よりも、テキストの到着が1週間遅れた。そこで今回は、限られた週末を有効に活用するために、1週間早くテキストが届くように学費の納入のタイミングも早めたのである。

 学費は前学期と同様に7科目14単位で合計77,000円となる。振り込みはコンビニエンスストアでも可能であるが、いつものように手数料が最も安い郵便局のATMから払込み手続きを行う。郵便局ATMからの手数料は280円だ。正直なところ、インターネットバンキングから支払いができれば、手数料が節約できるので、学生番号の入力を条件にインターネットバンキングからの学費の支払いを正式に認めるように善処してもらいたいものだ。

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 平成24年1学期の科目登録決定通知書が届いた。すべて放送授業の登録であるため、履修申請どおりの科目決定である。これが面接授業となると、履修登録の可否が判明する結果通知となる。京都学習センターは面接授業の人気が高く、なかなか登録できないと聞くが、面接授業の単位がそろっている私には影響はない。正直なところ、面接授業で週末の2日間を拘束されて1単位認定という制度にはあまり魅力を感じられない。社会人にとって週末は非常に貴重な時間であり、これを犠牲にする代償が1単位というのは、割に合わないと感じてしまうのだ。余程ユニークな授業が開講されない限り、面接授業を履修する可能性はなさそうだ。

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 放送大学より平成23年度第2学期の成績通知書と単位修得状況一覧が届いた。成績通知書は第2学期の履修成績を記載したもので、単位修得状況一覧はこれまで履修した科目のすべての成績が記載されたものである。既にWAKABAで第2学期の成績は確認済みであったが、正式な書面で眺めるとまた気分が異なる。1年間の履修成績が並んだことにより、1学期と比較すると随分と学生の成績通知らしくなってきた。

 同志社大学での成績表には「優」の成績すらほとんど見当たらなかったが、放送大学の成績表では「Ⓐ」が当たり前のような装いになっている。当時の同志社大学法学部では記述式の試験が主体で、原則として成績の最も優秀な答案に対して90点を配点するという習慣があったことに対して、放送大学では、択一式の試験が多く、記述式の採点も比較的良心的に行われているという背景もあろうが、授業に対する自分の姿勢の違いがそのまま成績に反映されているような気もする。始めたからには、できる限り「」評価を修められるように頑張りたい。

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  WAKABAで2学期の履修成績が公表された。もっとも、公表開始時刻は0時のはずであったが、アクセスが殺到し、翌朝まではWAKABAが閲覧できない状況であった。復旧したのは午前4時ごろだったようで、私も出勤前に成績を無事に確認することができた。

 繰り返しになるが、放送大学の履修成績は点数ではなくⒶ(100~90点)、A(89~80点)、B(79~70点)、C(69~60点)、D(59~50点)、E(49点以下)で評価されるという。60点未満は不合格だが、わざわざ50点代と49点以下を区別しているのは放送大学の特徴であろう。2学期の結果は以下のとおり。


市民と社会を考えるために(’11) 
基礎からの英文法 Ⓐ
日本国憲法(’05) 
市民生活における社会保険(’08) 
企業組織・取引と法(’07) Ⓐ
裁判と法の手続(’08) A
地球的課題と法(’10) Ⓐ


 「裁判と法の手続き(’08)」がⒶであれば、Excellent!な成績であったが、なかなか現実は厳しかった。「裁判と法の手続(’08)」もそれなりの手応えはあったのであるが、評価がAということは2問は間違えた解答をしていることになる。今回は記述式の試験がなかったため,試験終了後に自己採点を行えば、おのずから自分の評価については見当が付く。いずれにしても無事に2学期も単位修得ができたため,1学期は気兼ねなく履修登録をすることができる。「裁判と法の手続(’08)」の後継科目である「市民生活と裁判(’12)」でリベンジを目指すこととしよう。

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プロフィール
HN:
はやと
性別:
男性
自己紹介:
京都学習センター所属

2013年9月
社会と産業コース卒業

2015年9月
生活と福祉コース卒業

2017年9月
人間と文化コース卒業

2019年9月
自然と環境コース卒業

2021年9月
情報コース卒業

2023年9月
心理と教育コース卒業

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